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テトテ

日記というか日記です

年収が少ないと歯の本数が少ない?

 平成27年12月9日に厚生労働省から発表された資料に、平成26年の国民健康・栄養調査の結果の概要という資料を見ると、年収が低いと歯の本数が少ないというデータがあります。

  この調査は、国民の健康増進を図るための基礎資料として毎年実施されているもので、国民生活基礎調査において設定された範囲から無作為に抽出した5432世帯の回答データになります。

 

世帯数が少ないと思う人もいるかと思いますが、統計を取る際には適した出し方があるので、この数でも日本全体を大まかに把握するのに十分になります。詳細なデータはリンク先にPDFがあります。

www.mhlw.go.jp

 

 

 食生活と運動習慣などについて、データをもとにまとめたのが下記の表になりますが、多・少に関しては、年収別で比較したときに多・少か、男女の違いとして多・少かを大雑把にまとめてみました。

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 このデータから見てみると、年収が高い世帯は、野菜や肉の摂取量が多くバランスよく栄養を取っていることが分かり、運動をしているので、痞満が少なく、健康に気を使っているから喫煙率が低く、歯の本数が多いということが分かります。

 

 年収が低い世帯は健康に注意をしていなくて、健康状態が悪いので注意をしないといけないですね。

 

 という文章を、データを基にして文章を組み立てるのは可能ですし、実際にニュースやブログなどで書かれている人がいるようですね。その情報に対して、ブックマークを付けたり、反応したりしていますが、原文をしっかりと見ておかないと大きな勘違いをしてしまうことになりますし、騙されてしまうと思います。

 

 調査の対象は、高齢化社会の日本なので日本の平均で出そうと考えたら高齢者が多くなりませんか?

 

 では、この調査の集客を考えてみると、男女の合計だと、60~69歳が約20~23%で、70歳以上が約23~26%です。つまり集計の半数が60歳以上ということになります。このブログのタイトルは「年収が少ないと歯の本数が少ない」ですが、基にしたデータは60歳以上が多いので、歯は少なくてもおかしくないですよね。

 

その年代について世帯年収を考えてみると、貯蓄と関係する資産は年収に含まれないでしょうし、65歳以上であれば、役員や仕事をしていない限りは、年金だけなので年収が少なくて当たり前ですよね。

 

 ということを考えれば、年金世帯の高齢者は収入が少なくて歯の本数が少ないという文章として書きかえることが可能ですし、面白みがなくなる情報になりますよね。

 

 それが本当のことなのかというのを考えていくときに、歯の本数が20本未満の人を年収で見てみると200万円未満の人は歯の本数が少ないということが分かります。

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 年代別で歯の本数が20本以上ある人を見てみると、若い人は歯がありますが、年を取れば歯が少ないというのが良く分かりますね。

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 この表から考えてみると、平成16年よりは、若い年齢は差が少ないですが、40代以降の歯の減少は低下をしてきているので、口腔衛生が進むだけではなく、注意喚起も上手くいっていると考えることが出来ます。

 

 本当に歯の本数と年収は関係があるのかを見ていくのであれば、口腔衛生を利用する頻度と年収という比較などが必要になりますが、そこまでの情報が分からないので、ブログタイトルは正解でもありますが、不正解の可能性があります。

 

 ニュースなどや仕事で一次資料に当ることが大切だという話しが出てくることがありますが、こうやって一次資料をよく見ないと正確ではないことがあります。

  • 一次資料:大本の資料、現場
  • 二次資料:まとめられたもの、ニュース

 

 ただ、年収が低いと健康に気を付けるための時間や費用を取れないのではないかという可能性はあるので、調べてみないと分からないですね。ネットで見ようとしたらあまり無かったので、海外の文献なども見ようとしたのですが、英語が得意な訳でもないので、途中で断念しました。

 

 年収や資産があれば、口腔衛生に費用をかけられるので、有利であるという意味だろうというサイトはあったのですが、正確には読みこめないので、今後の課題としていつか調べてみようかなというところですね。

 

 ちなみに、私は40代ですが、歯が1本割れてしまい、抜いてしまったので100%ではないです。その後は年を取っても歯を失わないようにしようと思って、歯医者に通うようにしていたのですが、段々と忘れていき、気づけば数年経ち、詰め物が取れて歯医者に行ったら虫歯が多かったという状況です。

 

 歯の管理はしっかりとしないといけないなと、改めて思いましたね。